はい、三冬月と申します。
前回は、株主投資のメリット・デメリットについてお話ししました。
今回は、株主投資の指標というのをお話していきます。
これが全部ではありませんが、一つの目安になれば幸いです。
それでは今回の目次はこちらになります。
目次 |
順番にお話していきます。
1.PER |
「株価の収益率」を見る指標で、
PER=株価 / 1株当たりの純利益
この計算式で出すことが出来ます。
例えば、株価1,000円、1株当たりの純利益50円とした場合、
1,000 / 50 =20 ということで、PERが20となります。
つまりこの指標は、この金額が続くなら、20年でこの会社はこの株価分を稼ぐことが出来るというものになります。
つまりこの数字が低ければ低いほど割安ということになります。
2.PBR |
「株価純資産倍率」を見る指標で、
PBR=株価 / 1株当たりの純資産
この計算式で出すことが出来ます。
例えば、株価1,000円、1株当たりの純資産1,000円とした場合、
1,000 / 1,000 =1 ということで、PBRが1となります。
つまりこの指標は、今すぐ会社を解散した場合、株主が名目上受け取れる金額を割ったものになります。
つまり先ほどの例だった場合、1,000円で購入して解散したら、会社で計算されている資産上は1,000円戻ってくるというイメージです。
もちろん土地建物が、今の計上されている金額で売れたりすることもないと思いますので、一概に言えない部分ではありますが、金額が高い値になっているということは受け取れる金額が高いということにつながるので、数字が低いほうが割安と判断される指標になります。
3.配当利回り |
現在の株価で購入した場合、予想される配当金の年間の割合を見る指標になります。
配当利回り=配当予想 / 株価
この計算式で出すことが出来ます。
例えば、株価1,000円、1株当たりの配当予想が50円とした場合、
50 / 1,000=0.05 ということで、配当利回りが5%となります。
つまりこの指標は、この金額が続くならどのくらいの割合が配当として入ってくるのかがわかるものになります。
先ほどの例なら、5%で税金などを考えないのであれば20年同じ金額が入ってくれば元が取れる…という考え方になります。
4.今回の指標について |
今回、いろいろな指標についてお話していきましたけど、あくまでも一つの指標になりますので、絶対ということはありません。
昔からある指標になりますが、PBRが1倍をずっと切っている会社などもあったりします。
それは人気が無かったり、利益が今後減っていくことを予想されていたり、明確な数字として割安と出ていない…と様々なことがあると思いますので、難しいところではあると思います。
それでも一つの指標としてあるものなので、知っておくのは必要と思い今回お話しさせていただきました。
私は今回の指標で一番使っているのは、配当利回りですね(笑)
私も出来るだけわかりやすく書いているつもりですが、何かございましたらご教授いただければ嬉しいです。
なお、投資については自己責任となっておりますので、投資前によくお考えいただきますようによろしくお願いいたします。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
また次回も来ていただけますと幸いです。
お相手は三冬月でした。