三冬月と申します!!
今回は「株式投資は行いたいけど、指標を見ても難しいよ~」という方に向けのお話になっております。
私自身は「高配当株式投資」を基準として、現在投資を行っております。
そして投資をする際にやっぱり見ていくのは、いくつかの指標になると思います。
感じ方はそれぞれになりますが、「知っている」のと「知らない」のでは、あなたがどれを重視して投資をするのかどうかの判断に違いが出てくると思います。
そのため今回は一般的な指標のいくつかをお話していきます。
ただ注意いただきたいのは「あくまでも一部」であることになりますので、ご了承いただければと思います。
それでは今回のお話ですが、こちらの順番でお話していきます。
1.業績
業績にはいくつかの記載があります。
・売上高
・営業利益
・経常利益
・純利益
分からない人から見たら「わからないからやめようかな…」と思われそうですね。
なるべく簡単な単語で説明すると、こういう感じになると思います。
売上高:販売(売上)した金額
営業利益:売上高から、仕入れた金額やお給料、家賃などを引いた金額
経常利益:営業利益から「営業外収益」(配当金や利息の受取など)、「営業外費用」(負債の利息など)などを計算した金額
純利益:経常利益から特別な利益・損失(火災損失など)や法人税を計算した金額
このあたりは収益を見ていくときに出てくる単語になりますので、覚えておいたほうが良いと思います。
2.PER
PERは株価収益率の略で、株価を純利益で割ったものになります。
何を見ているものかといいますと、「このまま続いた場合、何年経てば株価分の利益を得ることが出来るのか」というものです。
例えば、株価3,000円で、純利益が1株当たり150円だったとします。
この場合、計算すると20となり、株価が純利益の20倍であることがわかります。
つまりは「このまま続いた場合、20年で株価分の利益を得ることが出来る」ということになります。
ただし、会社が良くなったり、悪くなったりすることがありますので、これだけを基準に高い・安いというのは言い切れないと思います。
ですが、100倍となっていたらどうでしょうか?
そうした場合には、100倍の成長期待が出来るかどうかを見極める必要があるので、そういう意味でも一つの指標にはなると思います。
3.PBR
PBRというのは株価純資産倍率のことで、株価を純資産で割ったものになります。
何を見ているものかといいますと、「帳簿上の1株当たりの株価と、現在の株価を比べて割安・割高を見る」というものです。
例えば、株価3,000円で、純資産が1株当たり3,000円だったとします。
この場合、計算すると1となり、株価が純資産の1倍であることがわかります。
つまりは「会社が解散し、帳簿に書かれている金額で計算した場合、株主に返還できる金額が株価と一緒」ということになります。
帳簿上に書かれている金額で売却や返済が出来て、他に何もないことが前提となるため、現在の市場価格などは関係ないため差額が出てくることがあると思います。
ただ理論値で言いますと、1倍未満の場合は解散した場合儲けが出ることになります。
業種やほかの要因で1倍未満になっている可能性もあるのですが、高すぎた場合には成長期待なのか、上がりすぎなのかを見極めてから購入したほうが良いと思います。
4.配当利回り
配当利回りは、配当予想を株価で割ったものになります。
何を見ているものかといいますと、「現在の株価で購入した場合、どのくらいの割合の配当が見込めるのかを見る」というものです。
例えば、株価1,000円で、配当予想が1株当たり20円だったとします。
この場合、計算すると0.02となり、配当予想が株価の2%であることがわかります。
つまりは「この金額で購入に対して、貰える配当金の割合が2%」ということになります。
この数値が高ければ高いほど、高配当な株ということになります。
5.配当性向
配当性向は、配当金を純利益で割ったものになります。
何を見ているものかといいますと、「会社の配当がどれくらい余裕があるのかを見る」というものです。
例えば、1株当たりの配当金50円で、1株当たりの純利益が100円だったとします。
この場合、計算すると0.5となり、配当金が純利益の50%であることがわかります。
つまりは「純利益に対して、配当金を出している割合が50%」ということになります。
高ければ高いほど、投資家に利益を還元しているということになりますが、高すぎると増配が見込みにくいということも見えてきます。
6.資本金・利益余剰金・有利子負債
資本金は、会社設立のときに株券を購入した金額の一部が資本金になります。
簡単に言ってしまいますと「元手」ですね。
利益余剰金は、今までの会社の「利益」のことで、有利子負債は利息を付けて返さなくてはならない「負債」になります。
会社の利益がどんどん儲けが出ていれば、利益余剰金の金額が大きくなっていきます。
逆に銀行から借りる金額などが大きくなれば、有利子負債が大きくなっていきます。
7.ROE
自己資本を純利益で割った数値で表すものになります。
何を見ているものかといいますと、「会社の資産をどれだけ効率よく利益を稼ぐことが出来るかを見る」というものです。
8.最後に
今回は色々な指標についてお話していきました。
この数値が高い・低いだけで判断はしにくいですが、「この指標が高い」と感じたのなら「なぜこの値が高いのだろう」ということを見ていったりして、自分が納得いったら投資をするほうが良いと考えています。
私が良く行っているのは「配当利回り」から主に投資できるかを確認していくのですが、「配当が高いけど大丈夫かどうか」ということをよく見るようにしています。
それには他の指標や業績などを確認して投資を行っています。
もし今回お話した内容で「なんとなくわかった!」と思っていただいた方がいらっしゃったなら幸いです。
ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。
大切なのは「知識」と「考察」と「行動力」です!
焦らず良い節約を目指して共に頑張っていきましょう!!
お相手は三冬月でした。